小生の仕事は、気候変動へまっしぐらに突入するコトが、
度々ある。一応まだ、両極地の経験は無いが、赤道直下はある。夏から冬。冬から夏は辛い。着替えもなんとなく「無駄」にパッキングしないといけない。そう思っていたら、伊勢にいるのに去年の夏は「熱帯」の気分で、今年の冬は「北国」だった。
途方も無い距離を旅する「いきもの」がいる。湾にいついている個体もあるが、大人の事情があるんだろう。ウミガメの話である。行政関係の仕事で、三重県沿岸でも「ウミガメ」の産卵を知った。伊勢でも古老に話を聞くと、昔は食用にしていたと言う。
で、仕事では、延べ、一週間以上昼夜を逆転して、夜通し、ウミガメの撮影を敢行した。蒸し暑い、入梅前の海岸沿いに車のライトを消して、アイドリングで、走っていたら、バッテリーが上がってしまい、途方にくれたことも。で、産卵と孵化して、小亀が海に戻るという、シーンの撮影。
で、話は全く違う「仕事」で、世界遺産の撮影で、屋久島へ行くことになり、屋久杉や滝や動植物を追った。ある日、連泊していた「宿」の女将が、小生の部屋のテラスの下まで、ウミガメが来るよって、話になり?浜は管理下にあるんで、正式にビジターセンターへ申し込みに出かけた。で、びっくり仰天のシーンに出会う!?
この浜が夜中になると数え切れない数のウミガメが産卵に上陸してくるのだった。
さすが、屋久島。大自然真っ只中!スケールが違うのだ。まさに地球の鼓動を体感するのだった。更に沖縄、渡嘉敷島の入り江では、アオウミガメとアカウミガメが、住み着いていて、シーカヤックで追跡したが、写真には撮れなかった。撮るモノが多すぎて、集中力もブレまくっている(笑)まだまだ、修行がぜんぜん、足りない(くやしい!)
( 写真と文 たかだけんじ )