記憶のあるうちに記録しておこうと思い立った。前回の撮影はフィルムだった。祭りの船も木造船。今はFRP。小生の撮影のスタンスも大きく変化していた。写真を構成する様々なファクターをいかに、ドラマチックに切り撮るか。で、テーマは無限だ。今日、見えた「モノ」しか撮影できない。じっくり構えて、シャッターチャンスを逃さない。で、いっぱい「撮り逃がす」、、、。
人もまた、大自然の食物連鎖に活かされている。伊勢志摩の祭りには、人々の生活の中に「神仏」が、存在する。二船祭の選ばれし男たちが素っ裸で、海に入り、禊する。海からあがり、ふんどしをしめ、白装束をはおり、二艘の船が、競漕して、豊漁を占う、、、。
祭りとは、神仏への「感謝」のこころに、違いない。
( 写真と文 たかだけんじ )