先ず、足元には?へび、むかで、蛭、、、。目線の高さには?
でっかい、すずめばち、、、。車に戻れば「車内」にはブヨなどが乱舞してくる、、、。近頃、けっこう蒸し暑くなって、生き物たちには最適?な環境になってきた?そんな6月下旬の森である。
その森から峠を越えて「海」に出た。沿岸もまた「食物連鎖」のすさまじい光景に出会う。猛禽類が銜えていたのは、はまち、鯛、スズキ、、、。岩場や砂地に餌を食べる場所が決まっていて、地元の漁師が教えてくれた。
ここのところ、砂浜に座り込み「シロチドリ」のファミリーを撮っている。巣で親鳥のお腹にもぐりこんでいたのが、次の日には巣の周りを足早に小走りで、その次の日には波打ち際で、餌を獲る「しぐさ」さえ見せた!ウミガメの産卵も始まっていて、生物多様性をたっぷりと魅せる「伊勢志摩の四季」は思い描いていた「情景」をはるかに超越して無限だ!
浜木綿が花をつけ、夏本番はまじか。
峠に戻る。支流の水辺ではホタルの季節。昨年、とあるきっかけで「撮影」にはいった「人里」の二十四節気から「始まった」旅が、今。思わぬ展開になっている。
薄暗くなった森をホーホーと森の番人が巣穴にちかずく。先に巣穴にいるのは「亭主」か「嫁」かは定かでは無いが、樹穴からすこし顔を見せて、「まだ」反応も見せずに眠っている。
峠の道は旧街道で、安政の文字があって、行き先を指す。人々の営みもまた「まつり」という「コミュニティー」で連綿とご先祖様の知恵と経験と教えを継承してゆく。自然界の四季の恵を人は「いただいている」のである。神仏に祈り感謝するというコトはまさにそうゆうコトなのである。