この夏はかなり無理をした。ただし、これが小生の仕事。
知力と体力の限界をさらに一歩踏み出し、その先に見えるものがある。9月第一週は、ここ10年ほどの記憶の中では、太陽が出れば、痛いほど肌を射し、蒸し暑さは体中の水分を放出させ、心身を痛めつけた。59年間の酷使が、心臓を停止させ、心配機能をも奪った。60年目の秋は、いたって気候が穏やかで、昨日は鈴鹿サーキットで、秋の風を受けて、快適で、カメラマンベストを身につけても暑さは無く。撮影は終日、ヨーロッパサウンドアルファロメオをアートした。8月の極限の世界を乗り切っても、9月にさらにダメージを受ける繰り返しだったが、今年は雨が多く、たまに晴れて、しかも秋風が心身を癒してくれて、最高の9月上旬が過ぎようとしていた。
昨日は朝5時に機材、着替え、食料をTOPPOに積み込み、ライトオンでステアリングを握った。日の出も夏至の頃より小一時間遅くなったのも灼熱の熱帯夜が遠のく要因。
で、クライアントこそ違え、延々と鈴鹿サーキットでの撮影がつづく週末。いわゆる年中無休ってやつで、良い仕事に恵まれたもので、昨日のパスがパドックAにPITがついた。待遇も最高で、ただし貧乏性なんで車で移動して撮影したんで、パスは宝の持ち腐れで食事も車で済ませ、ある意味サーキットフリークには最高の贅沢で、来る秋を堪能したワケで(笑)。
好きなコトをしてギャラまでもらえるなんて!?なんと贅沢きわまりない人生なんだとおさめて感謝。自称風景写真家の方の作品作りもぼちぼち進んできて、ぼちぼち軌道に乗ってきそうで、平日はそっちのパソコンワークに没頭まではいかないが、進めている。で、機材の買い替えで、金策にオワレて貧乏暇なしはいつ脱却できるのか?
で、週明け一番の朝は、早くから納品に追われるワケで、それがマイペースなうちはけっこう楽しく時間が過ぎるが、週中ごろには目が三角になり、金曜日には目が点になっている(笑)。