(続)カノープスの話。冬の星座も華やかで、オリオン、おおいぬ
が天高く輝く頃はもっとも美しい!そこへ伝説の星、カノープス(中国命、老寿星)が入れば、真冬の競演も宴たけなわとなる(笑)。伊勢志摩の海辺から見るカノープスはまた一種独特の雰囲気があって、灯台のサーチライトに消されもせず、輝く全天2位の輝星が一等星の証。水平線を航行する巨大船舶と豊穣の海で漁をする漁船の灯の人工灯火との光の共演が潮騒と潮の香の中で、伊勢志摩を演出してくれる。
目を凝らせば、すばる星団、アンドロメダ大星雲、オリオン大星雲があって、淡く流れる真冬の天の川に星空の神秘にこころがすいこまれてゆく。
全天一の明るい恒星がおおいぬ座のシリウスで、カノープスの南中で共演するわけだ。ただし、富士山の撮影でも頭を悩ますのが、どんなに快晴の天気図でも低く帯状の雲が流れているのが、真冬の伊勢志摩で。ご来光の撮影ではドラマチックな演出になるも、なかなかそれが「難門難関」である。
で、夜間の出勤は「昼夜逆転」するわけで、これに動物の撮影が加わると夕方から早朝になって、早朝と言うと当然、日の出も撮って。そして、ずるずるとお昼になるわけで。日中「昏睡状態」で、チャイムがなろうが、ドアがノックされようが、、、。ましてや、電話が聞こえる状態にするワケもなく。大顰蹙の言訳がここにある(笑)。
で、日中の野鳥は500ミリと600ミリを両肩に。