夜半、下弦の月光に照らされてたっぷりと降りた霜の粒が、五十鈴川に架かる橋の欄干に輝く!
冬至の夜明け前である。凍てついた風景がさらに気温を下げた。二十四節気で日中の太陽が空に見える時間が最も少ない?そう思うとなおさら、日の出が待ち遠しい。
赤福本店の明かりが煌々と辺りを温かくさせる。ただし、おはらい町の家並みは未だ夢の中・・・。
伊勢の冬至と云えば?内宮宇治橋の日の出にカメラでご挨拶が、小生の年中行事であり、ほぼ。一年の「シメ」である。
暗いうちから、人の波が伸びてゆく。集団の中で、日の出の瞬間を待つこと2時間?集団の中は意外と暖かで、動くと汗ばむ(笑)。例によって、着込みすぎの持ち前のミートテックが最低気温の時間帯から身を守る。無風快晴である!みるみる風景が色彩を取り戻して来る頃。背後の鼓ヶ岳の稜線から山肌を朝焼けが染めてゆき、やがて。宇治橋前の大きな松に「陽」が届く!ようやく、歓喜の瞬間の「ひととき」だ!
大晦日までもう、少し。今年も沢山「好い」写真に恵まれました(感謝!)。神々の森からの神々しい「光」をたっぷりといただきました。