伊勢ー伊勢志摩ー東紀州には。どこへ行っても、どの時刻にも「心の風景・心の旅」が存在する!
日本の美しい「原風景」である。まことに「一期一会」の遭遇ではあるが。心が浮き足立ってるとひょいと消えてゆく。ただただ、目の前の光景を撮らせていただくのだ。真冬の冷気はその分、心がピリッとして好い。東の空の夜明けが共通である。しかも熊野灘の水平線は多彩である。灯台、離島、漁船、外洋航路。季節の星座、太陽、月、雲、薄明、夜明け、朝焼け、海鳥、大気(蜃気楼)・・・。そして、富士山・・・。
紀伊半島も紀伊の国に行くと。さすがに富士山は小さく見難い見つけにくい。ただし、伊勢志摩に富士見の文字が富士講の歴史が語り継がれ伝承され祭りが存在するように富士山詣出の痕跡はあるはず。
気温、湿度、風量、風向、シーイングなどがかみ合えば?霊峰は雪肌までくっきりと鮮やかな「朱色」になる。年に一度もないかもしれない?志摩半島にしても伊勢湾側から熊野灘側までの距離を見ると何十キロの差があって、高さ角度で全く姿を変える多彩さを秘めている。前景、中景、遠景の妙であるところへ。先の演出者の存在である。そこに永遠のテーマ「二十四節気」がある!
八百万の神々と待つ。ただひたすら待つ!