五十鈴川(いすずがわ)川辺の冬の風景の中で出会う野鳥達。
退院後の日課が散歩である。少し違うところは職業が写真家なんで、撮影機材もお供させる。散歩というスタンスが実にはまったわけで、息をころしてホフクゼンシンなんてやってたコトが馬鹿に思えてきた。近頃ではすべての種において、自称「撮影最短距離」を自負。で、シャッターを切っている。もう、ひとつ。勝手な解釈をしていた野鳥の恋の季節なんだけれど。暦ではまだ、冬至なんだけれど。出会う野鳥はすでにペアが出来上がっており、撮影ポジションとスタンスを熟慮して、イメージは花鳥風月でゆきたいなんて欲が出てきた。欲が出てくるとろくなことはないが(笑)。さらに面白い事に気付く。カワセミだけが止まって、漁場とか餌場の止まり木とばっかり、勝手に決めていた水辺の杭にさまざまな野鳥が止まるのだった。これは中々絵になるのだった。しかも雌雄がけっこうランデブーする。これが今の楽しみな出会いのアングルとなった。
野鳥がメインの撮影では無いんで、その辺の心の余裕が野鳥にストレスを与えない要因かもしれない。で、四季365日。どんな天候でもシャッターを切るテーマが存在するので飽きも来ない。そればかりか、ますますエスカレートしてテーマがどんどん増えてゆく(笑)。
神々が創造したもうた野鳥達は様々な色彩を与えられ、それを身に纏う。四季それぞれで出会うとまさにその意味が見えてくる。何故、この色なのかと?