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厳冬の中での撮影!(番外編)。極寒、烈風の中で!
2013年 01月 08日
伊勢湾を越えて雪雲の帯が!その先は日本の屋根と言われるアルプス。独立峰の白山、御岳などなど。それが寒気の通り道だ。気圧配置の妙で、風向きが激変するのだ。寒さが痛いのだ。ある一定の標高を越えると体感する。伊勢志摩の近辺では無いが、さらに森林限界が近付くと雪の質まで変化する。北斜面はアイスバーン、南斜面は雪屁。得たいの知れない恐怖を覚える。言葉にすると前進か撤退か?人間が本当は立ち入ってはいけない(環境)に違いない。
伊勢志摩に話を戻そう。見下ろす町(伊勢湾沿い)の夜景がきらきらと綺麗に見える夜は冷え込んでいる証。通常の感覚では今、おかれている状況が理解できなくて、限界が破られる。テント、寝袋、コンロ、食料。極力安全を意識するんだけれど。人間のしかも素人の物差しは冬の山には通用しない。 伊勢志摩最高峰の稜線はたかだか500メートル、高見山で900メートル。高さだけで、通常の感覚であえて誤解を招く表現をしたのは理由(わけ)がある。冬山は標高では無いと言うコトを云いたかったからだ。遮るモノが何も無い氷点下の烈風にさらされる山でいったい(人間)はどれだけ持ちこたえられるだろうか? 雪雲の両サイドは冬の太平洋側の典型的な光景だ。抜けるように晴れていて、乾燥している。そこへ様々な冬が顔を出す。千差万別の激寒になる。夜から夜明けが最も冷える。風さえなければ、防寒、保温、温かな食料があれば、快適な夜の風景を鑑賞できる。 ひとたび風が吹きつけ、雪が混じれば(環境)は激変する。三脚など立てて撮影なんてえコトはご法度中のご法度になる。風圧のすさまじさは人間の限界を超える。大気ごとぐらぐらっと揺れると言うか全身が持っていかれるというか表現が無い。 この写真は日の出前の富士山を撮影したものなんだけれど。全身、全力、全体重をかけて機材を押さえつけて、ブレを止めているつもりなんだけれど。烈風に負けて、ブレてしまった。そんな環境でもシャッターを切りたいとプロだから思って根性を入れた。今、思えば(愚か)なコトだ。小生は写真のプロだけど。冬山のプロでは無い。 条件が危険であれば、南斜面の森林帯の安全地帯に風をさけてテントを張って、暖を取れば良い。凍傷寸前だった話は何日前にも書いた。8kmの道のりで汗もかいている。今のアウトドアアイテムがいかに優れていても人間が大汗かいて疲労困憊していては、氷点下何度までOKとうたっているカタログスペック通りには機能しない。 後何度か、登るんだけれど。時間をたっぷりかけて、安全な作を嵩じたい。撮影現場番外編(完)。
by syashinkouboutabi
| 2013-01-08 00:50
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