伊勢。源流の森の「瀬」は朝陽を受けて、輝き、染まる。
こんな森の深き「ところ」まで、朝陽がとどく。漆黒の闇と深い緑と色彩がよみがえった風景はまさに筆舌に尽くしがたく、人はただ「大自然」という「神」の存在にひれ伏し、祈る。
人目にようやく見え始めた風景があっても、足元の草は「まだ」冷たい。じょじょにシルエットにさらなる「色彩」が乗り始めた頃。不気味な色彩を纏った大きな鳥が落ち葉や枯れ枝を踏みながら、悠然と通りすぎてゆく。森の番人に違いない。
足元には「まむし」なども出て来た。彼らも森の番人である。不用意な「人」という「侵入者」を拒むかのようだ。
遠くからゆっくりと小生の呼びかけに応えるかのように出現したのは「森の使い」。朝、一度。太陽の南中を挟んで、昼過ぎに一度。新緑の森の奥から、お出ましあそばしたもうた!
その森の神の使者の名は「やいろちょう」、、、。