見たままに撮っている。それが「日本」の春。目的地ははるかに遠いというのに。道草寄り道脱線はおてのモノ。なかなか、目的地に辿り着ける気がしなくなった(笑)。それほど「各地」に心奪われる「桜」咲く風景と出逢う。世捨て人現在進行形なんだけれど。途中までは「世間」を通る。どうしても撮影優先の事情がある。どうにか?よろしからぬ「人間」との付き合いを断ち切った。
まあ、とにかく。環境は良くない昨今。旅の出会いはしがらみが無くて、こちらも「素直」で居られるのが、心地好い。仕事場が「そまびと」か「りょうし」しか居ない現場なんで、食料をたっぷり持参せねばならない。ダム湖の最後で「鵜」と出会う。大食漢がこんなエリアまで。
ダム湖が川に姿を変えるエリアはカモシカが流れを横断し、ヤマセミが飛翔する「聖域」へのほんの入り口。ときおり、60cmをゆうに越えるブラックバスのモンスターと出逢う。大きい奴は悠々としている。天敵不在は強い。
カワガラスが子育てに忙しく、さらに渓谷には春遅い山岳からミソサザイが降りてきていた。相変わらず北斜面の稜線近くには残雪が消えず。里にはカタクリの花が旬。そろそろ、高山帯にも「山菜」の季節となってきた。本来ならば、出逢いたくない「最たるもの」が最終テーマなんだけれど。5月までは無事デートできればと。
山の天気は変わりやすい、山岳の天気はさらに凄まじい。そこに生息する生命感は研ぎ澄まされた究極の存在感で迫り、威圧してくる。人間が立ち入ってはいけない「聖域」より、本日もなんとか?生還?