補修交換ユニット待ち。洗濯物が溜まる一方なんだけれど、これから「冬」で、良かった。で、バスタブで手洗いも考えたが、躊躇する。何をするにも体が動く前に頭が、回らない。行動の後に結果が、付いて来た「強運」は、けっこう今でも健在では有るが、どうにもこうにも62歳の現実は、けっこうのろいのである。そこにベストであるとされる体重に10Kg以上のウエイトハンディーを背負ってるんで、腰、膝、踵の間接に足腰の筋肉に過剰な負担をしいている。
それで、撮影中の山の斜面で、転んだ。4年間ほど、「愛用」しているトレッキングシューズで。サーキット、町歩きのレベルでは、未だ。ハイポテンシャルであるが、山歩きには「お役御免」のボーダーラインを越えて、先ず「足」のホールドが効かない。さらに肝心のガレ場にまったくグリップが、効かなくなった「靴底」のゴム・・・。
現場(撮影)は、三重県 東紀州熊野(くまの) テーマは「巡礼の四季彩」。
カメラを4台、並べて。先ずは夜明け前の光の中で、朝食。エビの天ぷら弁当、ホルモンピリ辛弁当のふたつに牛乳。食後の心臓の薬(くすり)、6錠に水・・・。背後は漆黒の闇に「もののけ」の足音が迫り、鹿の声が、斜面を谷を「突き抜けるように」渡る。星明かりの空に下弦の月の光も混じり、夜明けの色彩も加わり、大気のうごめきが、始まり。流れ、沸き立ち、乱舞した。日の出に「現れる」龍神の到来を待った・・・。






何日か前は。伊勢の稜線に立って、遥か彼方「雲海」の先に「熊野」を見て思いを寄せていた。旅への衝動が峠を幾つも越えて、その先の。黄金色に輝く海が、黒潮の回廊「くまの灘」と云う「地」に立たせてくれていた。神と仏の天地創造の地、熊野巡礼の旅が、つづく・・・。