紀伊山系の春。急峻な山岳の稜線に吹く風はまだまだ凍てる。夜明け前の星景色は神話の世界!
地上は未だ漆黒の闇の中。紀伊山系の霊場と参詣道の「くまの道」である。闇からの風は獣臭と梅の花の香りが同居する。それが東紀州の春である。その漆黒の闇に光る目はカモシカである。ぴょんぴょんと地上で跳ねてゆくのがウサギである。子連れの野猿の群れも同居する。大自然、食物連鎖真っ只中である。その地上から天空の星降る夜である!
丸山千枚田では米作りの始まり。山里が活気付く!梅の花の季節にかぶって、桜の花の季節である。気がつけば、春は足早に来て、去ってゆく。
三寒四温の言葉ほど、優雅には行かない。寒ければ、半べそをかき。日中の太陽は汗ばむほど強烈で、寒暖の差というにはあまりにも違いすぎる「東紀州」の春である。七里御浜の熊野灘の輝きは太陽光の粒子をいっぱい浮かべて、別世界を創っていた!潮騒が大きく内耳を刺激する!それも紛れのない春である。
世界遺産のかの地の風景の天地創造である!それに「朝霧」が加われば、花鳥風月の一期一会を愛でる「旅」となる。太陽、月、星、水、海、風の「生命」の四季彩である!
で、革命的に進化したデジカメが描写、激写する「新世界」のエポックメイキングに立ち会っているのである。
東紀州には通うのでなく。住み込んで撮影した方が、いいんじゃないかと「自問自答」する、今日この頃である(笑)。で、住み込み?最長記録は?乗鞍高原の半年間(冬ー春ー夏)と云うのがあって、熊野には知り合いもいることなんで、カメラを持って。住み込もうかな(笑)。
シーカヤックと自転車があれば。鬼に金棒のところへ伝家の宝刀!Nikon D5 がある(笑)。