四季彩 原風景への旅  日本には二十四の季節がある!
tabikara.exblog.jp

たかだけんじ(写真と文)の 旅から旅へ
カテゴリ
以前の記事
2018年 12月
2018年 11月
2018年 10月
2018年 09月
2018年 08月
2018年 07月
2018年 06月
2018年 05月
2018年 04月
2018年 03月
2018年 02月
2018年 01月
2017年 12月
2017年 11月
2017年 10月
2017年 09月
2017年 08月
2017年 07月
2017年 06月
2017年 05月
2017年 04月
2017年 03月
2017年 02月
2017年 01月
2016年 12月
2016年 11月
2016年 10月
2016年 09月
2016年 08月
2016年 07月
2016年 06月
2016年 05月
2016年 04月
2016年 03月
2016年 02月
2016年 01月
2015年 12月
2015年 11月
2015年 10月
2015年 09月
2015年 08月
2015年 07月
2015年 06月
2015年 05月
2015年 04月
2015年 03月
2015年 02月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 08月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 03月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 12月
2013年 11月
2013年 10月
2013年 09月
2013年 08月
2013年 07月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 04月
2013年 03月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月
2012年 08月
2012年 07月
2012年 06月
2012年 05月
2012年 04月
2012年 03月
2012年 02月
2012年 01月
2011年 12月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 09月
2011年 08月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 03月
2011年 02月
2011年 01月
2010年 12月
2010年 11月
2010年 10月
2010年 09月
2010年 08月
2010年 07月
2010年 06月
2010年 05月
2010年 04月
2010年 03月
2010年 02月
2010年 01月
2009年 12月
2009年 11月
2009年 10月
2009年 09月
2009年 08月
2009年 07月
2009年 06月
2009年 05月
検索
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧

タカダフォトグラフィー 写真工房旅
2015年 12月 10日 ( 2 )
山の神と海の神の出逢う国、熊野(くまのみち)ーーー
紀伊山系の急峻な山岳の水系を集めた流れと、偏西風に乗って繰り返されるモンスーンの出会いが、摩訶不思議な独特の朝霧の雲海の世界を創り出す「地」が、熊野である。夜明け前、眠っていた龍神が微動する「ひととき」が、訪れる。太陽が昇ると、龍神は勢いを得て、さらに谷筋の山里を呑み込み、ついには峠の稜線をも越えて、黒潮の回廊、熊野灘へ流れ落ちてゆくように見える!それが。地元では、風伝おろしと姿を変える。



b0169522_2257214.jpg

b0169522_22581324.jpg
b0169522_22574217.jpg




森影の漆黒の闇からの生命感はリアルである。落ちた枯れ枝を夜行性の「いきものたち」が、踏みつけて折る音が、それ以外は全くの無音の世界から、凍てついた空気を切り裂いて、「恐怖」が全身五感、六感に走り伝わる!教科書?にある間違いだらけの大自然の生態の常識。熊野では熊は真冬も眠らない。活発に行動するばかりか、人から逃げることは無く。ほかのいきものたちも基本的には、身を守る為には相手を見る行動を取る。それが夜の野生圏で撮影を続けて知った「現実」・・・。

今まで、撮れた「夜のいきものたち」は待って撮ったものでは無い。喰うか喰われるか?生か死か?紀伊山系の夜は「人」もまた、食物連鎖の弱者にほかならない。まさに「もののけ」の世界で、朝を待つのは泣きたくなる辛さもあるが、星空がすべてを紛らわしてくれる夜も有る。

好い写真が撮れますように。無事に朝が来ますように。ただひたすら、祈るしか無い!
[PR]
by syashinkouboutabi | 2015-12-10 23:20
追憶の旅 「熊野千枚田」 
あの日も真冬だった。旧道を旅行用自転車で巡る旅に没頭した「もう、ひとつ」の青春があった。そして、今は。ひとり欠けたが、仲間が居て、切磋琢磨していた「頃」。訪れた地が、今の丸山千枚田である。冬になると決まって、紀伊山系の旧道を走り、峠を越えた。目的はもうひとつ、温泉と味覚と地酒であった(笑)。

その頃はやがて、消え行くであろうと「棚田」の荒れ放題なのを見て、思った。ところが、なんと「見事」に再生させた「ひとびと」がいて、米作りのこころを今に伝えた!

その地に素晴らしい四季があって、朝霧が千変万化して、河から谷へ、山里へ、田畑へ、森へ山へ。やがて、峠の峰を稜線を越えて、熊野灘の黒潮の回廊の風と太陽に出逢うのである。



b0169522_11462498.jpg
b0169522_114635.jpg




天空には無数の星が輝き、熊野の山の稜線の少しの間に「くまのみち」風伝峠の切り通しがあって、その先に熊野灘の黒潮の回廊を望める。目の前の漆黒の闇の中にふんわりと漂い、姿を見せ始めて「朝霧」が、やがて。「雲」の誕生となる「ひととき」の姿が、山里の灯火に浮かび上がり始める夜明け前に居た。

東の空から、荘厳な儀式が始まる。ゆっくりと時間をかけて、太陽の恵みが真冬の山里に届く頃、水と太陽のおりなす生命の循環の「四季二十四節気」のひとこまとなる。



b0169522_1202880.jpg




米作りは、人作り。日本人の「こころ」の原風景がここにある・・・。
[PR]
by syashinkouboutabi | 2015-12-10 12:01